【飛び道具】
イングランド1-0エクアドル
MOM:テリー
大会開始前は、その「攻撃力」に惚れて、本命に挙げていたイングランドだけど、予選からどうにも調子がいまひとつに感じる。
対するエクアドルはグループリーグで早々と勝ち抜きを決め、主力を欠いた最終のドイツ戦以外では抜群の攻撃力を見せ付けてくれた南米第3の刺客。
実力ではイングランドが上だとは思うが、予想通り、両者互角。
炎天下の競技場で「消耗戦」を演じた2チームの明暗を分けたのは、一筋の飛び道具だった。
何かと批判されることの多いベッカムだけど、この見事なフリーキックはそんな声を黙らせるに十分な破壊力。実力が伯仲してくると、最後にものを言うのはやはり個の力、、、ということなのか。
ひるがえって日本は、まだ「互角の戦い」を演じるにもいたってない。
最終的に個人の能力が必要なのはわかるが・・・ジーコの考え方は性急過ぎたのかもしれない。